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住宅ローンの基礎知識:種類と選び方をわかりやすく解説!

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「住宅ローンって何種類あるの?」
「どれがウチに合うのか分からない…」

──家づくりが本格化すると、必ずぶつかるのが「住宅ローンの選択」。
住宅ローンは人生最大の“借金”ですが、**ちゃんと選べば「暮らしの味方」**になります。

この記事では、住宅ローンの基本的な種類・仕組み・選び方のコツを、ローコスト住宅を建てる若い夫婦向けに分かりやすく解説していきます!


■ 住宅ローンってどういう仕組み?

簡単に言えば、

「家を買うために、銀行などからお金を借りて、毎月返済していく仕組み」です。

住宅ローンの特徴は以下のとおり:

  • 借入額が数千万円単位になる
  • 返済期間が最長35年と長い
  • 金利の違いで総返済額が大きく変わる
  • 「団信(団体信用生命保険)」がセットになる(※後述)

📌 ポイントは **「金利の種類」**と 「どの金融機関から借りるか」 の2つ!


■ 主な住宅ローンの種類

住宅ローンには、大きく分けて2つの分類があります。


✅ ① 金利のタイプ(3パターン)

金利タイプ特徴向いている人
固定金利型最初から完済まで金利が変わらない安定志向、家計を確実に管理したい人
変動金利型市場金利に連動して、半年ごとに見直される今後の金利上昇リスクを受け入れられる人
固定期間選択型最初の○年だけ金利が固定され、その後は変動になるとりあえず今の低金利を活かしたい人

📌 固定=安心だけど金利は高め。変動=低金利だけど将来のリスクあり。


✅ ② 借入先(主な5タイプ)

借入先特徴
民間銀行変動金利が低め、ネット銀行は手数料が安い
フラット35(住宅金融支援機構)固定金利で安心、年収制限がなく自由度が高い
信用金庫・地方銀行地域密着、相談しやすい、小規模案件にも強い
JA(農協)農業関係者や地元密着型の人に向いている
勤務先提携ローン勤務先によっては金利優遇がある場合も

■ 金利で総返済額がどれくらい変わるのか?

たとえば3,000万円を35年ローンで借りた場合:

金利月々の返済額総返済額
1.0%(固定)約84,685円約3,561万円
1.5%約92,941円約3,900万円
2.0%約99,581円約4,183万円

📌 金利が1%上がると、総額で600万円以上の差が出ることも!


■ 住宅ローン選びのステップ


① まずは「借入可能額」と「返済可能額」を把握

  • 銀行のシミュレーターで仮審査前に試算
  • 無理のない返済額=月収の25〜30%が目安

✅ 例:夫婦の手取り合計38万円 → 返済目安 約10万〜11万円/月


② 自分たちに合った「金利タイプ」を選ぶ

  • 子育てで支出が読めない→固定で安定を優先
  • 今後収入アップ見込みあり→変動で金利優遇を活用

③ 複数の金融機関で比較する

  • メガバンク、地方銀行、ネット銀行など3〜5社で見積もり
  • 金利だけでなく「保証料」「団信条件」「繰上げ返済手数料」も比較!

■ 団信(団体信用生命保険)ってなに?

住宅ローンを契約すると、自動的に「団信」への加入が必要になります。
これは住宅ローン契約者が死亡または高度障害になったとき、ローン残債が免除される保険です。


タイプ内容
一般団信死亡・高度障害で返済が免除される
三大疾病付き団信がん・心筋梗塞・脳卒中も対象になる
八大疾病付き団信などより幅広い病気に対応(その分金利が上がる)

📌 若い世代には「三大疾病付き」が人気。+0.2%ほど金利が上乗せされるケースが多い。


■ よくある疑問と解決ヒント

疑問回答
Q. 頭金ゼロでもローンは組める?可能。フルローンでも対応してくれる銀行あり。ただし諸費用分は現金があると有利
Q. ペアローンってどうなの?夫婦で収入合算できるメリットあり。ただし税制面やリスクもチェックを!
Q. 固定 or 変動、どっちが得?将来の収入・家計の変動・リスク許容度によって変わる。一概には言えない

■ まとめ:住宅ローン選びは「金利だけ」でなく「暮らし全体」で考えよう

✔ 固定と変動、それぞれのメリット・デメリットを理解する
✔ 住宅ローンは「借金」ではなく、「暮らしの支え」になる選択肢
✔ 将来の家計まで見据えて“無理のない返済計画”を立てることが大切

📌 住宅ローン選びは、家づくりと同じくらい“家族らしさ”が反映されるテーマです。

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