レイアウト・設計 家づくり

将来のリフォームも見据えた設計とは?長く住むための工夫

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マイホームは「建てて終わり」ではありません。
年齢やライフスタイルの変化に合わせて、リフォームやメンテナンスが必要になる日が必ずやってきます。

だからこそ、最初の設計段階から「将来の変化に対応できる家」を意識することが大切です。
今回は、“リフォームしやすい家”を最初から考えておく設計ポイントを詳しくご紹介します。


① 家は“今の暮らし”だけでなく“未来の暮らし”にも対応すべき

例えば、こんな変化が将来起こるかもしれません:

  • 子どもが独立したあとの空き部屋
  • 親との同居や介護が必要になる可能性
  • 在宅ワークの定着による仕事スペースの確保
  • 自分たちの加齢に伴うバリアフリーの必要性

📌 家は「暮らしの器」。暮らしが変われば、家の役割も変わります。


② 設計段階からできる“リフォームに強い家”の工夫


✅ 1. 間取りの可変性を確保

  • 子ども部屋は最初から「仕切れる or つなげられる」設計に
  • 一部屋を将来的にリビングやワークスペースに転用できるようにする

📌 ドアや窓、コンセントの位置にも注目。後の変更がしやすくなる!


✅ 2. 構造は“シンプルに”しておく

  • 壁を抜いたり増設したりしやすいように、構造壁(耐力壁)は必要最小限に
  • 「間仕切り壁」はリフォームのしやすさを左右するポイント!

✅ 3. 配管・配線のルートを明確にしておく

  • 水回り(キッチン・トイレ・洗面)をなるべくまとめる
  • 床下点検口や天井裏点検口を適所に設置しておくと、後々の工事がスムーズ

📌 見えない部分ほど「メンテしやすくしておく」ことが大事!


✅ 4. “余白のある空間”を残す

  • 最初からすべてを作り込まない
  • 将来の収納追加・棚設置・机設置に備えた壁面やスペースを残しておく

📌 住んでからの「こうしたい」を叶えるための余地はとても大切です!


③ 実例:10年後、こうしておいてよかった!

工夫したことリフォームで役立った点
子ども部屋を可動式間仕切りに子どもの成長に合わせて広げたり、分けたりできた
和室をリビングとつなげて設計将来親を迎えるときの寝室に使える
廊下を広めに設計車椅子対応や家具の移動にも余裕があった
外構にスロープを設けた親や自分たちの老後に安心して使える

④ “後悔しないための視点”を設計時に持つコツ

視点意識すべきポイント
ライフステージの変化子ども、仕事、老後の3パターンを想定
空間の使いまわし「使い道を限定しない部屋」が大事
先々のメンテナンス費用設備や素材の耐用年数も考慮して選ぶ

📌 「10年後、20年後、どう暮らしているか?」をイメージしよう!


⑤ 設計士やハウスメーカーへの伝え方

✅ フレーズ例:

  • 「子どもが巣立った後の使い方も考えておきたい」
  • 「20年後もこの家に住み続けたいので、バリアフリーにも配慮したい」
  • 「将来的に壁を抜いて広く使えるようにしたい」

📌 プロに意図を共有することで、“未来に強い設計”を引き出せます!


まとめ:変わっていく暮らしに、柔軟に寄り添う家づくりを

✔ リフォームしやすい家=長く快適に住める家
✔ 今だけじゃなく「未来の変化」を想定した設計が大切
✔ 将来の“ありがとう”のために、今から準備しておこう!

📌 長く住む家だからこそ、“余白”と“柔軟性”をもった設計を。

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