
家づくり中、誰もが一度は「大丈夫かな…?」と不安になるものです。
特に建築が始まってから引き渡しまでの期間には、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
ただし、事前に知っていれば防げることも多い!
そこで今回は、実際によくある“建築中トラブル”とその対処法・予防策を、初心者の方でもわかりやすくまとめてご紹介します。
① 設計と実際の仕上がりが違う
❗トラブル例
- 「キッチンの色が図面と違う」
- 「窓の位置がイメージと違って暗い」
- 「廊下が狭く感じる…」
✅ 対処法
- 仕上げ前(工事途中)に現場で「立体的に確認」する
- 設計段階で3Dパースや模型などを活用してイメージのズレを減らす
- 「図面だけで決めない」を徹底する
② 設備・建材の発注ミス・納期遅延
❗トラブル例
- 注文したフローリングが届かない
- 水回り設備が設計と違うメーカーで届いた
- 希望のクロスが廃番になっていた
✅ 対処法
- 発注前に「品番」「仕様」をしっかり確認・記録しておく
- 変更が発生したら、必ず文書で残す(メールやLINEでOK)
- 予備日をスケジュールに組み込むと安心
③ 工事の進捗が予定より遅れる
❗トラブル例
- 台風や大雨で作業ができず、1週間以上ストップ
- 大工さんの手配がつかず、次工程が進まない
✅ 対処法
- 工程表をもらい、週1回は進捗確認の連絡を入れる
- 「何が遅れているのか」「どこに影響があるのか」を明確にする
- 遅延理由に納得がいかない場合は、現場監督や営業担当に直接確認
④ 近隣からのクレーム
❗トラブル例
- 騒音がうるさい
- 工事車両が私道をふさいでいる
- ゴミやホコリが飛んできた
✅ 対処法
- 着工前に必ず近隣挨拶をしておく(手土産も◎)
- クレームが出た場合は、誠意をもって謝罪+対応策を説明
- 現場の監督にも報告し、工事側での対応をお願いすること
⑤ 現場にゴミや資材が散乱している
❗トラブル例
- 現場が荒れていて、近所から不満が出た
- 建材が雨ざらしになっていた
✅ 対処法
- 定期的に現場を訪問し、清掃状態や保管状況をチェック
- 散らかっている場合は、現場監督に写真とともに連絡
- 清潔な現場は施工品質にも直結します!
⑥ 小さなキズや汚れが発生していた
❗トラブル例
- 床に傷があったのに誰も気づいていない
- 建具の枠が凹んでいた
- 引き渡し後にクロスの浮きを発見
✅ 対処法
- 工事完了前の「施主検査」で細かく確認する(メジャー・ライトを持参すると◎)
- 気になる箇所は写真を撮ってチェックリスト化
- 引き渡し時に指摘しておけば、無料で修繕してもらえることが多い
⑦ 仕様・設備の変更ミス
❗トラブル例
- 「あれ?この収納、前に追加で頼んだはずなのに…」
- 「棚の高さ、打ち合わせと違う…」
✅ 対処法
- 打ち合わせ記録はメール・メモ・チェックリストで残す
- 現場で確認できる段階(配線・間仕切り前)に必ず再確認
- 「言った/言ってない」のトラブルを防ぐには文書化が最強
🔑 総合的な対策:あなたができる「現場対応の基本姿勢」
✅ 遠慮しすぎない:気になることはすぐに聞く
✅ 感謝の気持ちは忘れずに:大工さん・職人さんへのねぎらいが◎
✅ 写真を撮って残す:証拠&記録に
✅ チェックポイントを「自分用ノート」にまとめておくと便利
📌 家は「一緒に作る」もの。信頼関係が一番の品質保証です。
まとめ:トラブルは起きる前に防げる!「見る・記録する・伝える」の3ステップ
✔ 建築中のトラブルは「予防」と「早期発見」で9割防げる
✔ 気づいたらすぐに伝え、写真と記録で共有
✔ ハウスメーカー任せにせず、「家づくりの主役」として関わることが大切