レイアウト・設計 家づくり

建築中に起こりがちなトラブルとその対処法:不安を防ぐ7つの知恵

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家づくり中、誰もが一度は「大丈夫かな…?」と不安になるものです。
特に建築が始まってから引き渡しまでの期間には、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。

ただし、事前に知っていれば防げることも多い!
そこで今回は、実際によくある“建築中トラブル”とその対処法・予防策を、初心者の方でもわかりやすくまとめてご紹介します。


① 設計と実際の仕上がりが違う

❗トラブル例

  • 「キッチンの色が図面と違う」
  • 「窓の位置がイメージと違って暗い」
  • 「廊下が狭く感じる…」

✅ 対処法

  • 仕上げ前(工事途中)に現場で「立体的に確認」する
  • 設計段階で3Dパースや模型などを活用してイメージのズレを減らす
  • 「図面だけで決めない」を徹底する

② 設備・建材の発注ミス・納期遅延

❗トラブル例

  • 注文したフローリングが届かない
  • 水回り設備が設計と違うメーカーで届いた
  • 希望のクロスが廃番になっていた

✅ 対処法

  • 発注前に「品番」「仕様」をしっかり確認・記録しておく
  • 変更が発生したら、必ず文書で残す(メールやLINEでOK)
  • 予備日をスケジュールに組み込むと安心

③ 工事の進捗が予定より遅れる

❗トラブル例

  • 台風や大雨で作業ができず、1週間以上ストップ
  • 大工さんの手配がつかず、次工程が進まない

✅ 対処法

  • 工程表をもらい、週1回は進捗確認の連絡を入れる
  • 「何が遅れているのか」「どこに影響があるのか」を明確にする
  • 遅延理由に納得がいかない場合は、現場監督や営業担当に直接確認

④ 近隣からのクレーム

❗トラブル例

  • 騒音がうるさい
  • 工事車両が私道をふさいでいる
  • ゴミやホコリが飛んできた

✅ 対処法

  • 着工前に必ず近隣挨拶をしておく(手土産も◎)
  • クレームが出た場合は、誠意をもって謝罪+対応策を説明
  • 現場の監督にも報告し、工事側での対応をお願いすること

⑤ 現場にゴミや資材が散乱している

❗トラブル例

  • 現場が荒れていて、近所から不満が出た
  • 建材が雨ざらしになっていた

✅ 対処法

  • 定期的に現場を訪問し、清掃状態や保管状況をチェック
  • 散らかっている場合は、現場監督に写真とともに連絡
  • 清潔な現場は施工品質にも直結します!

⑥ 小さなキズや汚れが発生していた

❗トラブル例

  • 床に傷があったのに誰も気づいていない
  • 建具の枠が凹んでいた
  • 引き渡し後にクロスの浮きを発見

✅ 対処法

  • 工事完了前の「施主検査」で細かく確認する(メジャー・ライトを持参すると◎)
  • 気になる箇所は写真を撮ってチェックリスト化
  • 引き渡し時に指摘しておけば、無料で修繕してもらえることが多い

⑦ 仕様・設備の変更ミス

❗トラブル例

  • 「あれ?この収納、前に追加で頼んだはずなのに…」
  • 「棚の高さ、打ち合わせと違う…」

✅ 対処法

  • 打ち合わせ記録はメール・メモ・チェックリストで残す
  • 現場で確認できる段階(配線・間仕切り前)に必ず再確認
  • 「言った/言ってない」のトラブルを防ぐには文書化が最強

🔑 総合的な対策:あなたができる「現場対応の基本姿勢」

✅ 遠慮しすぎない:気になることはすぐに聞く
✅ 感謝の気持ちは忘れずに:大工さん・職人さんへのねぎらいが◎
✅ 写真を撮って残す:証拠&記録に
✅ チェックポイントを「自分用ノート」にまとめておくと便利

📌 家は「一緒に作る」もの。信頼関係が一番の品質保証です。


まとめ:トラブルは起きる前に防げる!「見る・記録する・伝える」の3ステップ

✔ 建築中のトラブルは「予防」と「早期発見」で9割防げる
✔ 気づいたらすぐに伝え、写真と記録で共有
✔ ハウスメーカー任せにせず、「家づくりの主役」として関わることが大切

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