2級 QC検定

5.平均と分散の違いをわかりやすく図解!QC検定の頻出テーマ

平均と分散の意味を理解しよう

QC検定で最も基本かつ重要なテーマが「平均」と「分散」です。
この2つを理解することで、**データの“中心”と“広がり”**の両方を読み取れるようになります。

📊 平均(mean)とは?
すべてのデータの合計を、データ数で割ったもの。
データ全体の“代表”を表します。

📈 分散(variance)とは?
各データが平均からどれだけ離れているかを示す指標。
「データのバラつき」を数字で表したものです。

つまり、

  • 平均 → “どこに集まっているか”
  • 分散 → “どれくらい散らばっているか”

この2つをセットで考えるのが、品質管理の第一歩です。


公式と計算手順を図で解説

分散の計算は、一見複雑に見えますが、手順を覚えれば簡単です。

🔹 平均の公式

xˉ=∑xin\bar{x} = \frac{\sum{x_i}}{n}xˉ=n∑xi​​

🔹 分散の公式

s2=∑(xi−xˉ)2ns^2 = \frac{\sum{(x_i - \bar{x})^2}}{n}s2=n∑(xi​−xˉ)2​

🔹 計算手順(イメージ)

1️⃣ データを並べる
2️⃣ 平均を求める
3️⃣ 各データから平均を引く(偏差を出す)
4️⃣ それを二乗する(マイナスをなくす)
5️⃣ 二乗した値の平均を取る

💡図でイメージすると…
データが平均の周りにどれだけ「広がっているか」を表した“輪”のようなもの。
この広がりが大きいほど、工程の安定性が低い=ばらつきが大きい、という判断になります。


分散と標準偏差の関係

分散は二乗しているため、単位が元データと異なります。
たとえば長さのデータが mm(ミリ)なら、分散の単位は mm²。
これでは直感的に理解しづらいですよね。

そこで使うのが標準偏差(Standard Deviation:s)
標準偏差は分散の平方根で、 s=s2s = \sqrt{s^2}s=s2​

と表します。

つまり、標準偏差は分散を“もとのスケール”に戻したものです。
QC検定では「分散=ばらつきの計算」「標準偏差=感覚的な指標」として使い分けます。

📏例:

  • 分散:16 mm²
  • 標準偏差:√16 = 4 mm → 「平均から4mmほどのズレがある」と理解できる

例題で確認(サンプルデータ付き)

では、実際の数値で考えてみましょう👇

データ値(mm)
A48
B50
C52
D50
E50

✅ 手順

1️⃣ 平均:
(48 + 50 + 52 + 50 + 50) ÷ 5 = 50

2️⃣ 偏差(各データ − 平均):
-2, 0, +2, 0, 0

3️⃣ 偏差の二乗:
4, 0, 4, 0, 0

4️⃣ 平均を取る → 分散:
(4 + 0 + 4 + 0 + 0) ÷ 5 = 1.6

5️⃣ 標準偏差:√1.6 ≒ 1.26

📊 結果:
平均 = 50 mm
標準偏差 ≒ 1.26 mm

→ 「ほとんどのデータが50 mmを中心に±1 mmほどのばらつき内にある」
この感覚がつかめれば、QC検定の統計問題はぐっと理解しやすくなります。


実際にWebで練習しよう([qc-calc]誘導)

理論がわかったら、自分の手で計算して確かめることが大切です。
紙と電卓でも良いですが、もっと効率よく学びたいなら👇

👉 [qc-calc](AI演習システム)を使ってみましょう。

このWebツールでは、

  • 平均・分散・標準偏差を自動生成
  • 正解・解説・グラフを即表示
  • 苦手な計算パターンをAIが自動分析

が可能です。
QC検定2級・3級どちらの練習にも対応しており、「理解 → 実践 →復習」をワンクリックで回せます。


試験に出やすいポイントと注意点

📌 出題頻度が高いテーマ

  • 分散と標準偏差の違い
  • サンプル分散(n−1で割るケース)
  • ヒストグラムとの組み合わせ問題
  • 「平均が同じでもばらつきが違う」グラフ問題

⚠️ 注意点

  • 「母集団」と「標本」で分母が異なる
     → 母分散:n、標本分散:n−1
  • 計算ミスの原因は「(x−平均)²」の括弧忘れ
  • 小数第2位で四捨五入など、処理ルールも確認

特に「工程能力指数」など上位級で使う公式にもつながるため、
2級受験者はここを曖昧にしないようにしましょう。


まとめ|分散を理解すると全体像が見える

分散は、ただの計算ではなく「工程の安定性」を測るための基礎指標です。
QC検定では、分散を理解できるとデータの全体像が“見える”ようになります。

✅ まとめポイント

  • 平均=中心、分散=広がり
  • 標準偏差は分散の平方根で感覚的に理解
  • Web演習([qc-calc])で繰り返し練習すると定着率UP

分散を“公式”としてではなく“感覚”としてつかむこと。
これが、QC検定合格と実務での品質分析の第一歩です✨

  • この記事を書いた人

トベとブログ

ものづくり大好き会社員 釣りと3Dプリンターでのものづくりにハマり中〜 一軒家を建てる夢もあるのだとか、、、。

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