レイアウト・設計 家づくり

後悔しないコンセント配置計画:新居で失敗しないために

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家づくりで意外と後悔の多いポイントが「コンセントの位置と数」。
「ここに欲しかったのに!」「足りない!」「コードが丸見えでダサい…」
そんな声を、引き渡し後によく耳にします。

コンセントの配置は“生活の快適さ”に直結する大事な要素。
今回は、新築時にしっかり考えたいコンセント配置の基本と具体的なアイデアをご紹介します!


① よくある「コンセント失敗あるある」

  • ソファの後ろに付けたら使えなかった
  • キッチン家電用が足りない
  • 掃除機のコードが届かない
  • スマホの充電場所がなく、床にコードがごちゃごちゃ
  • 玄関のイルミネーション用コンセントを忘れた
  • Wi-Fiルーター用のコンセントを考えてなかった

📌 ほとんどが「日常の動線をイメージできていなかったこと」が原因です!


② コンセント計画で後悔しないためのポイント

✅ 1. 家具・家電のレイアウトを事前に決める

「この壁にソファ」「ここにベッド」と決めた上で、コンセントを配置すること!

✅ コンセントは“見えない場所”にあると使えない
✅ 可動式の家具(収納棚など)にふさがれる可能性も考慮


✅ 2. 「高さ」も超重要!

場所だけでなく、高さによって使いやすさが変わる

🔹 キッチンカウンター → 手元の高さ(90〜100cm)
🔹 洗濯機周辺 → 120cm以上(アース線の位置にも注意)
🔹 寝室のベッド横 → ナイトテーブルの上に来る高さが便利
🔹 テレビ裏 → コンセント+LANポート+アンテナ端子をまとめて配置


✅ 3. 「床」コンセントの活用も検討

→ リビング中央など、壁から離れた場所にあるダイニングテーブルやソファ用に便利

📌 ただし、つまずきにくい位置に設置し、使用頻度を考慮してフタ付きタイプを選ぶと◎


✅ 4. USBポート付きコンセントもおすすめ

→ 寝室・書斎・リビングの一角などに設置しておくと、スマホやタブレットの充電に超便利!


✅ 5. 屋外コンセントを忘れずに!

外で使う電源も意外と多い!

✅ 駐車場(電気自動車の充電、洗車)
✅ 玄関(イルミネーション、高圧洗浄機)
✅ ベランダ・庭(照明、電動工具)


③ 生活シーン別:おすすめコンセント配置例

🛋 リビング

  • ソファ横 → スマホ充電&間接照明用
  • TVボード裏 → テレビ/ゲーム機/レコーダー/スピーカー用に4〜6口
  • 中央に床コンセント(必要なら)

🍳 キッチン

  • コンロ脇 → 炊飯器/電気ケトル/トースター/ミキサー用
  • カップボード側に2~3口
  • 冷蔵庫用は専用回路+少し上の高さに設置

🛏 寝室

  • ベッド両サイド → スマホ・照明・加湿器など用に2口ずつ
  • ヘッドボード裏も◎
  • クローゼット内にも1口(乾燥剤や衣類スチーマー用)

🚪 玄関・廊下

  • 玄関 → イルミネーション/掃除機/防犯カメラ用
  • 廊下 → 掃除機を使いやすい高さで配置

🧺 脱衣所・洗面所

  • 洗濯機 → 120cm前後
  • ドライヤー/シェーバー → 90cm前後に2〜3口
  • 室内干し用スペース → サーキュレーター・除湿機用に1口

🖥 書斎・ワークスペース

  • デスクまわり → パソコン/プリンター/充電器/ライト用に3〜4口
  • LANポートと一緒にまとめるとスッキリ

④ コンセント数の目安(部屋別)

部屋最低限の口数ゆとりを持たせた数
リビング4〜6口8〜10口
キッチン4〜5口6〜8口
寝室2〜4口4〜6口
洗面所2口3〜4口
書斎3〜4口6口以上

📌 基本ルール:「1部屋あたり2ヶ所以上+α」 が理想。


⑤ 追加してよかった!という声が多い場所TOP5

  1. 玄関の外(イルミネーション/高圧洗浄機)
  2. ベッドサイド(スマホ充電)
  3. ダイニング下の床コンセント(ホットプレート・鍋)
  4. クローゼット内(除湿機や乾燥機)
  5. キッチンカウンター上(調理家電が複数使える)

⑥ こんな工夫も◎

  • タブレットニッチ+USBポート → 家族の充電ステーションに
  • 掃除ロボット用の“隠し充電スペース” → 廊下や収納の一角に設置してスッキリ
  • 家電収納棚の中にコンセントを仕込む → 配線が見えずおしゃれ&安全

まとめ:コンセント配置=暮らしやすさを左右する最重要ポイント!

✔ 家具・家電・動線をリアルにイメージしながら計画しよう
✔ 高さと口数も忘れずにチェック
✔ “今だけでなく、将来の使い方”も想定して配置すること

📌 「足りない!」より「ちょっと多め」の方が後悔しない。
一度建てたら、簡単には変えられないからこそ、慎重に考えていきましょう!

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